8日の石川県内は冬型の気圧配置が続き、雪が降ったりやんだりの天気となった。日中も気温が上がらず、最高気温は金沢6・5度、輪島6・3度など10観測地点で平年を1~4度下回った。
金沢地方気象台によると、同日午後9時現在の積雪量は白山市河内9センチ、加賀市菅谷5センチなどとなった。金沢でも午前4時に最大6センチの積雪を観測した。
一面が雪景色となった金沢城公園玉泉院丸庭園では、キツネが「名残雪」の積もった坂をさっそうと駆け上がる姿が見られた。県金沢城・兼六園管理事務所によると、公園内では防犯カメラでキツネの姿を確認することはあるが、人前に姿を見せることは珍しい。
9日も冬型が続く見込みで、同気象台は同日午後6時までの24時間降雪量を、多い所で山地は加賀南部40センチ、北部30センチ、能登15センチ、平地は加賀、能登ともに8センチと予想している。