足羽川の川辺を生かした期間限定のワインバー「桜の川TERRACE(テラス)」が31日夜、福井市中央3丁目の通称浜町近くの右岸堤防にオープンした。目の前をゆったりと流れる川の向こうでは、開花が待たれる桜並木がライトアップされ、訪れた人たちは情緒ある眺めとお酒に酔いしれた。
ふくい春まつりの催しで、昨年に続き2回目。水辺の公共空間を活用する全国プロジェクト「ミズベリング」の一環として、浜町足羽川利用促進協議会が開いた。
幸橋と桜橋の間にある石畳の堤防にカウンターを設け、福井市内の酒販店のソムリエが厳選したワインやビール、おつまみを販売。あんどんの明かりの中、仕事帰りのサラリーマンらがグラス片手に川辺の開放感を楽しんだ。
ウェザーニューズ社によると、足羽川桜並木の開花予想は6日ごろ。夜桜はお預けの冷え込む初日となったが、福井市の横田やちよさん(52)は「幻想的な雰囲気ですてき。桜が咲いたらまた来たい」と声を弾ませていた。
今後の営業は1日午後3時から、7日午後6時から、8日午後3時からの3日間。いずれも午後9時まで。