福井市の足羽河原の桜並木を明かりで彩る「足羽川ぼんぼり物語」のオープニングセレモニーが7日夜、同市の桜橋南詰の河川敷で行われた。手作りのぼんぼりに優しい光がともり、満開を迎えた桜を照らした。
ぼんぼりの設置は、ふくい春まつりを盛り上げようと、地元住民らでつくる実行委員会が企画。幸橋から九十九橋までの足羽川左岸にある桜の木々の間にひもが張られ、約120基がつるされている。先日壊され、修復された地元中学生の独楽吟が書かれたぼんぼりも無事に点灯した。
家族で見に来ていた近くの田代真美さん(33)は「昼間も見に来たけれど、夜桜はまた別の美しさがあって本当にきれい。ぼんぼりの独楽吟も身近な幸せがつづってあってほっとする」と話していた。
点灯は16日までの日没~午後10時ごろ。