全国各地の町工場が制作した金属造形作品を集めた「ファクトリー アート ミュージアム トヤマ」が8日、高岡市福岡町荒屋敷の現地でグランドオープンした。来館者は職人の技術と感性が光る作品約20点を見て回ったほか、アクセサリー作りのワークショップを楽しみ、金属アートの世界を満喫した。
ミュージアムは、金型製造のフジタ(同所、梶川貴子社長)が本社近くの建物を改修して開設。鉄骨造り2階建てで、展示スペースの1階は昨年11月に完成した。2階のフリースペースが出来上がったことからグランドオープンを迎えた。
セレモニーには約100人が出席。館長を務める梶川社長が「製造業とアートをテーマにした施設。福岡町のランドマークにしたい」とあいさつし、石澤義文全国商工会連合会長と川島国県議が祝辞を述べた。
展示スペースにはステンレスやアルミ素材の多彩な立体造形が並んだ。ワークショップでは、ばねやボルトなどの工業用部品を使ってブレスレットやロボット形のアクセサリーを作った。
開館は月、火、水曜の午前10時~午後5時。入館料は1人千円。9日は特別開館する。問い合わせはフジタ、電話0766(64)3710。