十日町市松之山松口の市立里山科学館「森の学校」キョロロは、収蔵している生物の標本や資料を同市本町3の市民活動センター「十じろう」で出張展示している。まちなかで里山の自然について学ぶことができる。
里山について気軽に理解を深めてもらおうと、キョロロが初めて企画した。高解像度で人の背丈ほどに引き延ばした昆虫の写真パネルや、地元や世界各地に生息するクワガタやカブトムシの標本などが並ぶ。動物の実物の頭骨に触れる展示もある。
キョロロ学芸員の小林誠さん(36)は「これからの里山は新緑が気持ちいい季節。里山について考えたり足を運んだりするきっかけにしてほしい」と呼び掛けている。
23日までの午前9時~午後10時。最終日の午後7時からは、学芸員らが雪上を動き回る昆虫や里山の魅力について解説する。無料。