御嶽古道を歩く行者ら

御嶽古道を歩く行者ら

長野県 木曽路 祭り・催し

御嶽信仰 全国の行者ら「古道」たどる

信濃毎日新聞(2017年4月23日)

 かつて御嶽山を信仰する行者らが使った「御嶽古道」をたどる催しが22日、あった。全国各地の講社の行者ら約20人が、木曽郡木曽町の麓から山へとつながる古道の一部を歩いた。2014年の御嶽山噴火災害後、落ち込んでいる信者らの登拝を促すため初めて実施した。

 青森県から奈良県まで、30〜70代の男女約20人が参加した。古道の出発点、同町福島の木曽川にかかる行人橋をほら貝を吹き鳴らしてスタート。まず、身を清める場所とされる権現滝までの急坂を「六根清浄お山は晴天」などと唱えながら歩いた。

 その後、福島地区と三岳地区の境にある合戸(あいど)峠を越えた。かつて遥拝(ようはい)所のあった合戸峠からは、冠雪した御嶽山がよく見え、中央アルプス駒ケ岳も眺めた。京都市から参加した北川茂広さん(58)は「ここは初めて来たが、本当に気持ちのいい場所。信者に情報を発信していきたい」と話していた。

 23日には、木曽地方での御嶽信仰などについて学ぶ。

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