平均樹齢約300年のヒノキ林が広がる木曽郡上松町の赤沢自然休養林に、県内外から大勢の人たちが訪れている。朝から晴れ間が広がった30日は、家族連れや友人同士などが森林鉄道に乗ったり、遊歩道を散策したりしながら、緑あふれる景色を楽しんでいた。
休養林の広さは728ヘクタールで、園内の1・1キロの区間を森林鉄道がゆっくりと往復している。ヒノキ以外にも、サワラやネズコなどの木曽五木も見ることができる。最近は「森林浴発祥の地」として海外でも紹介されるようになり、外国人旅行者の姿も。川の中に足を漬けて喜ぶ子どももいた。
愛知県東海市から親子3人で初めて訪れたという会社員太田光彦さん(43)は「森の中はひんやりとしていて、すごく気持ちが良かった」。
休養林は4月29日に開園、11月7日まで営業する。