伏木曳山祭の本番を前にライトアップされた花山車。大勢の見物客が訪れた=高岡市伏木本町の山倉前

伏木曳山祭の本番を前にライトアップされた花山車。大勢の見物客が訪れた=高岡市伏木本町の山倉前

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全7基 港町に輝く きょう伏木曳山祭

北日本新聞(2017年5月15日)

 「けんか山」で知られる高岡市無形民俗文化財「伏木曳山(ひきやま)祭」の宵山ライトアップが14日、同市伏木本町の山倉前で行われた。15日の本番に向けて、華やかに飾られた花山車(やま)7基が照らし出され、港町の夜を彩った。

 明治の大火で焼失した十七軒町の曳山が2年前に復元されて以来、伏木に伝わる7基全ての山車がそろうようになり、見物客を喜ばせている。

 同祭実行委員会の塩谷雄一会長があいさつ。ことしの一番山車を務める本町と二番山車の上町がおはやしを響かせた。各山町の総代が意気込みを語り、宵祭りの終盤には2017年度の総々代を務める高有健二さん(伏木本町)が「イヤサー」を三唱した。

 会場ではこのほかに伏木地区ボランティアかたかごグループ芸能部「弥紀(みのり)の会」が伏木けんか山七福神音頭を披露した。また、祭り当日に山宿を回るスタンプラリーの台紙デザインを考えた伏木小学校4~6年生の児童3人の表彰もあった。

 15日は午前10時45分に花山車7基が本町広場を出発し、各町内を巡行する。正午にはJR伏木駅前で十七軒町曳山の復元に携わった人をねぎらう意味も込めて、小判のレプリカや餅をまく。山車同士を激しくぶつけあう祭りの目玉「かっちゃ」は午後7時半と同10時半から、本町広場と法輪寺前で繰り広げられる。

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