福井市中央1丁目の新栄商店街の広場「新栄テラス」で7月14日夜、毎週末のビアガーデンが始まった。職場仲間や友人グループが訪れ、近くの飲食店から届けられる料理をつまみにジョッキを傾け、夜のまちなかを満喫していた。
「新栄ビアパーク」と銘打った企画は、商店街有志でつくる新栄テラス運営委員会が、中心市街地のにぎわいづくりや周辺店舗のPRにつなげようと昨年に続き開いた。今年は17店が参加。和食や中華をはじめ、沖縄やインドネシア料理など35品の多彩なメニューをそろえる。
この日の市内の最高気温は34・7度の真夏日だったが、夕暮れ時から時折心地よい風が吹き、夜が深まるにつれて「カンパーイ」の声が広がった。来場者は冷たいビールをグイグイッと飲み干し、各店舗自慢のメニューを楽しんでいた。
友人と訪れた福井市の会社員、牛若賢治さん(36)は「昭和レトロな街並みで飲むビールは趣があって最高。福井大の学生も手伝っていて、手作り感のある雰囲気もいいですね」と笑顔で話していた。
ビアパークは8月12日までの毎週金・土曜の午後6時から同10時まで。