第53回富山新港花火大会が30日、射水市の海王丸パークで開かれ、ライトアップされた帆船(はんせん)海王丸をバックに約2千発の花火が夜空を彩った。
午後7時50分に打ち上げが始まり、多彩な色と形の花火が次々に夏空を染めた。応募者名などをアナウンスしながら打ち上げる「メモリアル花火」や、映画「美女と野獣」のテーマに合わせた「恋花火」など多彩な企画を用意。名物の水中スターマインや水中尺玉は、半円状に広がる光の放物線が海面に美しく浮かび上がった。
日中は帆船海王丸の帆を広げる総帆展帆(そうはんてんぱん)があったほか、夕方には地元の西奈呉獅子舞保存会と北長徳寺獅子方若連中が会場で獅子舞を披露し、イベントを盛り上げた。
本年度から「富山新港新湊まつり」の名称を変更して開催した。イベントは射水市や射水商工会議所、市観光協会、北日本新聞社などでつくる実行委員会が主催した。