高岡市関本町の国宝瑞龍寺を舞台にした夏の「夜の祈りと大福市」が12日、始まった。今回は国宝指定20周年を記念して開催。来場者はライトアップされ、鮮やかに浮かび上がる瑞龍寺の建築美を堪能した。13日まで。
山門は屋根の葺(ふ)き替え工事中のため、ライトアップは仏殿と法堂(はっとう)をメインに行った。法堂には"トイレの神様"として知られ、あらゆる願いをかなえてくれるとされる烏瑟沙摩(うすさま)明王の像があり、大勢の来場者が祈りをささげた。
高岡市福岡町上蓑の日展作家、堀井飛雪さんの書と、妻の育子さんの山野草の2人展も開催。総門前では、県内外のグルメなどを販売する大福市が開かれた。
夜の祈りと大福市は午後6時半~9時半で、大福市は午後4時から。運営協力費(入場料)500円。中学生以下無料。瑞龍寺夜の祈り実行委員会主催、国宝瑞龍寺、国宝瑞龍寺保存会、高岡市下関校下連合自治会、北日本新聞社など共催。問い合わせは北日本新聞高岡支社、電話0766(22)2226。