加賀しずくの出来栄えを確認する上田さん=金沢市銚子町

加賀しずくの出来栄えを確認する上田さん=金沢市銚子町

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県産ナシ「加賀しずく」収穫心待ち 25日、市場デビュー

北國新聞(2017年8月22日)

 石川県が16年かけて開発したナシの新品種「加賀しずく」が金沢市銚子町の畑で25日の初出荷を控え、たわわに実っている。栽培を手掛ける加賀しずく研究会長の上田透さん(62)が21日、出来栄えを確かめ、収穫を心待ちにした。
 加賀しずくは平均600グラムで、主力品種「幸水」と比べ1・5倍重く、大きさも一回り大きい。みずみずしさと滑らかな肉質、上品な甘さが特長で、金沢、白山、加賀市の農家103軒が生産する。
 金沢市中央卸売市場で25日、初競りが行われ、青果店に並ぶ。今年は計5トン出荷され、ピークは9月上旬となる。上田さんは「夏にかけて雨や日照時間が少なく心配したが、順調に育っている」と話した。

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