福井市江上町と御所垣内町にまたがる「宮ノ下コスモス広苑」が9月30日に開園する。17・5ヘクタールの広大な畑で色とりどりのコスモスが、秋風に優しく揺られながら咲き始めている。華やかな色合いのコスモス迷路は、会員制交流サイト(SNS)への投稿写真で目を引く「インスタ映え」も期待できる。10月22日まで。
今年は6月に地区住民が種をまき、草取りや水やりを重ねた。広苑の一角には世界各国のコスモス30種類を植えたスペースもあり、さまざまな種類や色の花を楽しむことができる。
期間中の土日祝日は、花畑を周遊する「花トラ車」を運行。うどん、そばなどの販売もある。コスモスは毎年、場所を変えながら栽培。コスモスを植えない場所で育てた米を「コスモス畑の米」として3合300円で販売する。
8日にはコスモスまつりが開かれ、地酒など多くの模擬店が並ぶほか、はぴねすダンスの披露、同市本郷地区の郷勇太鼓の演奏などがある。
まちづくり宮ノ下委員会の時澤季味王会長は「地区住民の協力のおかげで今年もきれいなコスモスが咲いた。ぜひ多くの人に見てほしい」と来場を呼び掛けている。