来年のひな祭りに向けて、スキージャンプの高梨沙羅選手とテニスの錦織圭選手をモデルにしたひな人形が、福井市の西武福井店にお目見えした。展示は1月15日まで。
人形メーカー「久月」(本社東京)が「期待びな」と銘打ち、活躍が期待される人物をモデルに毎年制作。同社本店での展示期間が終わり、西武福井店が借り受けた。
両選手に似せた顔の人形が、それぞれ赤い十二単(ひとえ)と黒の束帯をまとっている。縁起の良い打ち出の小づちの柄を両方にあしらい、夫婦円満を表した。バックの金びょうぶにはプレー中の両選手のシルエットが入っている。
西武福井店の「期待びな」展示は6回目で、前年は安倍晋三首相と小池百合子東京都知事がモデルだった。担当者は「福井国体に向けてスポーツで世の中が良くなる機運が高まってほしい」と話していた。