木曽郡木曽町三岳を流れる西野川の右岸の崖に今冬も姿を現した「白川の氷柱群」を20日、地権者などの許可を得て小型無人機(ドローン)で撮影した。河原から約60メートルの高さまでドローンを飛ばして崖に近づけると、崖のくぼみの中に大小のつららが無数に垂れ下がっているのが確認でき、幻想的な造形を写真や映像に収めることができた。
この日は午前9時すぎからドローンで1時間ほど撮影。つららの下には、したたり落ちた水が凍ってできる氷塊もあった。くぼみの中のつららは青く見え、日の光が差し込む所は白や薄い黄色に輝いていた。つららが折れて砕け落ちる音も聞こえた。
氷柱群は崖から染み出た水が凍ってできる。木曽町観光協会によると、昨年12月下旬から凍り始め、現在は幅約250メートル、高さ最大約50メートルに達している。25日までの午後5時半〜9時半にライトアップしている。