赤紫の液体とピンクの泡が特徴の「ヤマソーホップ」をグラスに注ぐ竹平さん

赤紫の液体とピンクの泡が特徴の「ヤマソーホップ」をグラスに注ぐ竹平さん

長野県 伊那路

宮田特産「紫輝」の原料で発泡酒 色鮮やか、味わい爽やか

信濃毎日新聞(2018年2月23日)

 上伊那郡宮田村の特産品になっている山ぶどうワイン「紫輝(しき)」の原料、ヤマソービニオンを使った発泡酒「ヤマソーホップ」の発表会が22日夜、駒ケ根市内で開かれた。赤紫の液体とピンクの泡という色のコントラストや爽やかな味わいが特徴。24日、上伊那地方を中心に酒販店などで販売を始める。

 発表会は、製造元で同市と宮田村が出資する第三セクター南信州ビールの直営レストラン「味わい工房」で開催。発泡酒は、ヤマソービニオン300キロを仕込んで約千リットルを醸造した。南信州ビール常務の竹平考輝(こうき)さん(53)は「ヤマソービニオンの味わいの特徴を出しながら、泡も出るよう造った」と紹介。来年以降も生産していくという。

 この日は、村や生産者などでつくり、ワインの特産化に取り組む中央アルプス「山ぶどうの里」づくり推進会議のメンバーら25人ほどが参加。伊那市から参加した女性(50)は「甘すぎず酸味があって飲みやすく、色も深みがあってきれい」と話した。

 価格は1瓶330ミリリットルで476円(税別)。瓶は約千本限定で、たる詰め分も味わい工房で販売する。問い合わせは南信州ビール(電話0265・85・5777)へ。

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