あんどんの明かりが雨にぬれた石段を浮かび上がらせた愛宕坂のライトアップ=4月7日、福井県福井市足羽1丁目

あんどんの明かりが雨にぬれた石段を浮かび上がらせた愛宕坂のライトアップ=4月7日、福井県福井市足羽1丁目

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福井の愛宕坂ライトアップ 石段や料亭を照らす

福井新聞(2018年4月9日)

 福井県福井市の足羽山北側の愛宕坂と横坂で連夜、あんどんがともされ、やわらかい光で石段や料亭をほのかに照らし出している。風情ある「灯の回廊」は4月15日まで続く。

 午後6時半ごろ、石段に等間隔に並べられた鉄製のあんどん140個の和ろうそくに火がともされると、料亭などの趣ある建物が幻想的に浮かぶ。カップルや家族連れが散策を楽しみ、夫婦で訪れていた藤田直己さん(66)=福井市=は「ろうそくの明かりがゆらめいていて、とてもきれい」と話した。

 ライトアップは、市が毎年春と秋に行っている。時間は午後6時半から同9時半まで。15日までの期間中は、市愛宕坂茶道美術館と市橘曙覧記念文学館の開館時間を午後9時まで延長しているほか、呈茶や落語会など多彩な催しが開かれる。

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