南木曽町、大桑村の両観光協会は29日、町村境にある恋路峠を越え、滝を見たり、森林浴をしたりして歩く「恋路峠ウオーキング」を初めて行う。昨年度、南木曽町が恋路峠周辺の眺望整備のために樹木を伐採。県から2月に恋路峠展望台が「信州ふるさとの見える丘」に認定されたこともあり、一帯をPRする狙いだ。
恋路峠は、峠を隔てて恋をした男女が足しげく通ったことから名付けられたとされ、男女が寄り添う道祖神があるほか、両協会で近く恋人たちが鳴らす鐘を設置する予定。展望台から大桑村側の木曽川や野尻地区の集落、中央アルプスがよく見え、ここからの景観が「信州らしさ」や「ふるさと」を感じさせると県に評価された。
ウオーキングは約10キロの遊歩道を散策する。南木曽町のJR十二兼駅前に午前8時半に集合して同9時に出発。つり橋を渡ったり、柿其(かきぞれ)渓谷の名勝・牛ケ滝を見たりしながら展望台を通り、大桑村の森林浴コースを通って野尻駅まで歩く。
参加費500円(園児以下は無料)。申し込みは24日までに南木曽町観光協会(電話0264・57・2001)か大桑村観光協会(電話0264・55・4566)へ。