氷見市特産の稲積梅の収穫が15日、同市阿尾の栽培地などで始まり、特産氷見稲積梅生産組合(長澤誠尚組合長)の組合員がたわわになった実の摘み取りに励んだ。
稲積梅は氷見の固有種で、果肉が厚く、病気に強いという特長がある。組合では18人の生産者が稲積、阿尾地区など6・4ヘクタールにある約2700本で栽培している。
作業は午前8時から、国道160号沿いの栽培地などで始まり、組合員が一つ一つの実の大きさや形、成熟度などを確かめながら摘み取った。長澤組合長は「4月にひょう害があったが、出来は平年作の上。ジューシーで、梅干しにしても、ジュースにしてもおいしい」と話した。今季は26トンの収量を見込んでいる。
16日から同市加納の直売所「氷見あんしん食品」で取り扱うほか、17日ごろから県内のスーパーにも並ぶ。組合ではジュースやジャムにする場合、24日ごろまでの購入がお勧めとしている。