ミュージカルのチラシを手に笑顔を見せる実行委員会メンバーら=砺波市苗加

ミュージカルのチラシを手に笑顔を見せる実行委員会メンバーら=砺波市苗加

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音楽劇一緒に作ろう 来年砺波でオリジナル作品上演

北日本新聞(2018年6月26日)

 県内の市民ミュージカルに携わった人らでつくる「オリジナルミュージカルinToyama実行委員会」(小泉真実行委員長)は来年8、9月、砺波市文化会館でオリジナル作品を上演する。今年7月の出演者オーディションに向け準備を進めており、「ミュージカルが好きで、熱のある人に来てほしい」と期待している。

 県内で上演された2004年の「海底ホスピタル」と08年の「WISHチューリップ物語」の二つの市民ミュージカルに関わり、魅力に触れた有志が16年、「一般の人が参加できる作品を一から作りたい」と設立準備委員会を発足。趣旨に賛同した人が加わり、昨年9月に実行委員会となった。

 作品名は「黄昏のラプソディ」。60歳の自称芸術家たちが、若者たちにエールを送る応援団を結成するためにシェア生活を始め、奮闘する姿を描く。演出家で北日本新聞砺波支社カルチャー教室講師の荒巻正さん(砺波市)が脚本・演出・振り付けを、作曲家の八幡茂さん(東京)が音楽監修を担当し、舞台監督の桑山正道さん(同)がカンパニーディレクターを務める。

 劇中の曲は「となみミュージカルキッズ」の作品を手掛けている松井千代子さん(高岡市)が作曲を担当する。

 6月中旬には、実行委の拠点を砺波市苗加の民家に設けた。オーディションは7月28、29の両日、砺波市文化会館で行う。年齢制限はなく、ダンス、歌、演技の審査がある。本番は来年8月31日と9月1日の全2回。小泉実行委員長は「みんなが笑顔で終えられる公演にしたい」と意気込んでいる。

 ミュージカルは北日本新聞社後援。問い合わせは実行委、電話090(8265)1080。

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