夏らしい作品がそろい、大勢の来場者でにぎわう県いけばな公募展=県民会館

夏らしい作品がそろい、大勢の来場者でにぎわう県いけばな公募展=県民会館

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涼感あふれる262点 県いけばな公募展が開幕

北日本新聞(2018年7月1日)

 第24回県いけばな公募展が30日、県民会館地下展示室で開幕した。アジサイやテッセン、ナツハゼなど夏の草花を生けた涼感あふれる262点がそろい、来場者の目を楽しませている。1日まで。県芸術文化協会、県、同公募展実行委員会、北日本新聞社主催。

 県内13流派を代表する華道家250人と一般公募の50人が、大作席や二人席、中作席などを出品した。

 池坊の大作は、三つの花器を用いて「夏の自然界」を表現した。奥に配した大木の前にナツハゼとササユリをあしらい、手前のガラス花器にはフトイやテッセン、ヘリコニアを生け、すがすがしい山の風情と水辺の涼やかな雰囲気を作り上げた。

 草月流の大作は、4種類の葉を組み合わせて植物の生命力を表した。ハランを重ねた丸いフォルムから、うねるように伸びるタニワタリと、赤みがかったベゴニアが生命の力強さを感じさせる。

 開会式で、酒井和佳子県いけばな公募展実行委員長と忠田北日本新聞社長が「ゆっくりと鑑賞し、心安らぐひとときを過ごしてほしい」とあいさつ。今井光雄県生活環境文化部次長が祝辞を述べた。加藤淳県芸術文化協会長が一般公募の奨励賞受賞者に賞状を贈り、4人でテープカットした。

 ▽奨励賞=南芙来、尾崎さくら、松本僚太、盛田直子(富山)垣内正恵(氷見)


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