4月下旬までに整備したカウンターテラスと足湯=7月16日、レインボーラインの山頂公園

4月下旬までに整備したカウンターテラスと足湯=7月16日、レインボーラインの山頂公園

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レインボーラインにカフェ登場 絶景のテラス席も

福井新聞(2018年7月17日)

 福井県美浜町と若狭町にまたがるレインボーラインで3月から進めていたリニューアル工事が7月14日に完了した。4月下旬までに整備した足湯やカウンターテラスに続き、カフェや土産ショップが山頂公園と第一駐車場にオープン。メニューも一新したほか、21日からは今夏のイベント「納涼祭り」も開催するなど、夏本番に向けて若狭路の観光地でおもてなしの準備が整えられている。

 第一駐車場には「レインボーカフェ」を整備した。店内は白と茶色を基調にした落ち着いた雰囲気で、雑穀麺や薬膳カレー、キッシュなど"体に良いこと"にこだわったオリジナルメニューが並ぶ。テークアウトが基本だが、店内に16席、店外に20のテラス席も用意されている。

 メニューの考案や料理の監修は後藤震太郎シェフ(69)が担当。後藤シェフはロサンゼルスなどで公邸料理人を務めた経験があり、レインボーラインを一新するにあたって抜てきされた。後藤シェフは「テークアウトして山頂に登り、テラスで絶景を眺めながら食べるのがおすすめ」と話す。

 レインボーカフェの横には、特産品などが並ぶ土産物店「にじいろ」がある。若狭町特産のウメや美浜町特産のへしこを使った土産物や羽二重餅などの福井土産、雑貨など約550種類をそろえている。

 山頂公園の茶室を改装した「和風カフェ五湖庵」もオープンした。抹茶を使ったかき氷やアイス、ぜんざいなどが用意されている。

 4月下旬までに、リゾート風のウッドデッキテラスや足湯などを整備したが、さらにトイレや喫煙スペースも改修された。今後も「三方五湖に浮かぶ天空テラス」を基本コンセプトに、山頂公園に展望テラスや新たなカフェを整備していく予定。

 三連休最終日の16日、大阪府から訪れた井下田香織さん(30)は「おしゃれなテラスが気に入った。また来年以降、リニューアルしたら来てみたい」と話していた。

 21日から9月2日までの「納涼祭り」では、青梅ソフトや7色のレインボーかき氷、グレープフルーツの果汁ジュースなど、夏らしいスイーツが販売される。第一駐車場には体長約5・2メートルの巨大なカマキリの置物が登場するほか、山頂公園にはカラフルな風車や風鈴を約250個置く。"インスタ映え"も狙えそうだ。

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