県がJR各社と展開している誘客事業「信州アフターデスティネーションキャンペーン(DC)」に合わせ、茅野市などは17日、同市・佐久穂町境の麦草峠とJR茅野駅を結ぶ路線バス「麦草峠線」の平日運行を始めた。昨年夏の信州DCで試行し、観光客に好評だったことから定着を図る。
このバスを利用すると、八ケ岳連峰登山の起点の一つ、麦草峠に下車できるほか、佐久穂・小海両町境にある観光スポットの白駒池を訪ねることもできる。平日は10月12日まで、休日の運行は同14日までで、1日3便。
白駒池は豊かな原生林の中にあり、澄んだ湖面で知られる。市観光まちづくり推進課によると、麦草峠線は昨年7〜10月に土日祝日を含めて107日間運行し、約7千人が利用した。「バスが無ければ来なかった」などの利用者の声も踏まえ、市内観光の活性化も目的に継続することにした。
茅野駅発は午前9時半、同10時25分、午後2時で、麦草峠発は午前11時5分、午後0時50分、同3時40分。大人の料金は片道1450円。