十日町市博物館が所蔵する火焔型土器など約150点を展示している縄文土器展=同博物館

十日町市博物館が所蔵する火焔型土器など約150点を展示している縄文土器展=同博物館

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十日町で企画展 国宝火焔型土器など150点

新潟日報(2018年8月1日)

 十日町市博物館は、所蔵品で国宝の火焔型土器など、約150点を展示する企画展「縄文土器繚乱(りょうらん)」を開催している。同市では7月29日、国内外の現代アートを集めた「大地の芸術祭」が始まっており、来場者に日本の原始美術をアピールしたい考えだ。

 展示されているのは、約1万5千年前から約2千年前までの縄文時代の遺跡から出土した土器。年代別に並べられ、土器の形や模様がどのように変化していったか分かる。

 展示品の目玉は、同市中条の笹山遺跡から出土した約5千年前の火焔型土器。炎のような美しい造形がほぼ完全な形で出土し、最も古い時代の国宝となった。

 会場には国宝のレプリカを、手に持つことができるコーナーも設けられている。レプリカは国宝を3次元計測器などで精密に測り、質感や重さがほぼ同じに制作された物だ。

 同博物館の佐野誠市館長は「火焔型土器は日本のアートの原点。その造形美を見てもらいたい」と話している。

 同展は8月26日まで。入場料は300円。中学生以下無料。

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