国道沿いに放牧された木曽馬の富花号(左)と福栄号。脇見運転にはご注意を

国道沿いに放牧された木曽馬の富花号(左)と福栄号。脇見運転にはご注意を

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木曽馬のいる風景、車窓からも 開田高原の国道沿いで試験放牧

信濃毎日新聞(2018年8月10日)

 木曽町開田高原の国道361号沿いにある水生植物園で9日、木曽馬の放牧が始まった。木曽馬産地として知られる同高原だが、国道を行き交う観光客らの車からその姿が見られる場所はないといい、木曽馬がいるのどかな風景を演出しようと、約1カ月間、試験的に続ける。

 この日放牧したのは、木曽馬乗馬センターで飼育されている雌の富花号と福栄号。水生植物園の一部約1500平方メートルを電気柵で囲い、放した。国道から目に入る他、植物園駐車場に車を止めて周囲からゆっくり観察できる。馬のくつわにはGPS(衛星利用測位システム)探知機も取り付け、脱走にも備えた。

 同高原には乗馬センターや木曽馬の繁殖に取り組む観光施設「木曽馬の里」もあるが、厩舎(きゅうしゃ)が奥まっていて国道からは馬が見えない。町や木曽馬の里地権者らでつくる「木曽馬の里活性化プロジェクトチーム」は、放牧試験で手応えがあれば国道沿いの遊休荒廃地も利用して放牧地を広げることも検討するという。

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