９月２３日に射水市海老江地区（新湊）で行われる「海老江曳山（ひきやま）まつり」を前に、海老江中町の曳山関係者が１８日、約４０年ぶりに全面改修した曳山の試し曳きを行った。

　同町では２００５年以降、車軸や車輪、花笠など傷みが激しくなってきた箇所から少しずつ修繕を進めてきた。今回は長手を新調したのをはじめ、本体の欄間や高欄を分解して補修したり、塗装を施したりした。今回の補修により、海老江中町曳山の「平成の大改修」は完了した。

　この日は海老江加茂神社で安全を祈願した後、若衆ら約５０人が曳山を動かし「イヤサー、イヤサー」の掛け声に合わせ町内を巡行した。この日を楽しみにしていた大勢の住民が通りに出て巡行の様子を見守った。