１日に解禁された底引き網漁の漁船が２日、石川県内の各漁港に戻り、甘エビやタイ、メギス、ハタハタなど日本海の秋の味覚を水揚げした。初物は３日午前から県内の鮮魚店やスーパーに並ぶ。
　金沢港には、市場が休業日だったため１日遅れで出港していた漁船１７隻が、２日午後４時半ごろから続々と帰ってきた。水揚げされた初物は同７時ごろから県漁協かなざわ総合市場で競りにかけられた。
　同市場によると、県内の各漁港から市場への入荷量は甘エビが５・５トン、メギスは１１・５トン、ハタハタは５・９トンでいずれも昨年より多かった。
　加賀市の橋立漁港では午後３時半ごろから漁船９隻が戻り、甘エビやカレイなどを水揚げした。県漁協加賀支所によると、漁獲量は例年並みだった。