犀川で18日、カジカゴリの稚魚の放流が行われ、金沢漁協の組合員15人が3カ所で計6千匹を放って無事な成育を願った。
放流したのは2月に県内水面水産センター(加賀市山中温泉)で生まれた体長2~3センチの稚魚で、大桑町の犀川橋付近など3カ所で川に放った。稚魚は3年ほどで10センチ以上の成魚に育つ。
放流は市の委託を受けて行っており、18年目となる。8月28日に浅野川支流白見谷川で放った5千匹と合わせ、今年放流した数は計1万1千匹となった。
漁協によると、金沢のゴリは昭和40年代以降に激減したが、近年流し網に掛かるゴリが目立ってきた。組合長の八田伸一さんは「放流によって少しでも成育数が増えるといい」と話した。