「マオ猫」のイラストレーションなどが並ぶ原画展

「マオ猫」のイラストレーションなどが並ぶ原画展

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絵本「わにわに」シリーズ原画展

福井新聞(2018年9月19日)

 絵本「わにわに」シリーズなどで知られる絵本作家でイラストレーターの山口マオさん(千葉県)の原画展が、福井県越前市紙の文化博物館で開かれている。越前和紙を使った版画やイラストレーション、立体作品などかわいらしさとシニカルさを併せ持つ計48点が幅広い年代を魅了している。10月8日まで。

 山口さんはシニカルな表情で人間のように歩くキャラクター「マオ猫」のイラストでも人気を集める。30年ほど前のデビュー当初から版画などで越前和紙を用い、その縁で市内初となる個展が実現。市が作品を借り受け、岡太神社・大瀧神社1300年大祭記念事業として開いた。

 絵本原画など木版画20点は越前和紙を使用。「わにわに」シリーズはワニが布団で眠ったりジュースを飲んだりする様子を描き、山口さんの直筆で説明書きが添えられている。イラストレーションの大作「レモンの月」と「夢の魚」は雲肌麻紙を用いた。

 出身地の南房総市で現在も制作し、海岸で拾った漂流物を作品に使うこともあるそう。板にアクリルでマオ猫を描いた作品「サンセットカフェにようこそ」は、シーグラスやロープ、木っ端などをコラージュした。流木を活用したほうき、マオ猫の時計など立体作品10点も並ぶ。

 越前市産業政策課の担当者は「かわいいだけでなくブラックな要素もあり、大人も楽しめる。親子で気軽に来てほしい」と呼び掛けている。

 関連イベントとして、山口さんによる木版画のワークショップ(WS)を22日午前10時~午後4時にパピルス館で開く。定員20人、小学4年生以上が対象。参加費千円で事前に申し込む。23日午後1時半からは、山口さんの講演と読み聞かせが卯立の工芸館である(入館料が必要)。

 入館料300円、高校生以下無料。火曜休館。WSの申し込みは同博物館=電話0778(42)0016。

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