大臣像を見つめる(左から)寺井会長、寺井総代、南部さん=五ケ神社

大臣像を見つめる(左から)寺井会長、寺井総代、南部さん=五ケ神社

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勇壮な右大臣と左大臣の木彫「復活」  庄川・五ケ神社

北日本新聞(2018年10月3日)

 砺波市庄川町五ケの五ケ神社に祭られている右大臣と左大臣の木彫像が修復され、勇壮な姿を取り戻した。安置から約80年が経過し、損傷が目立つようになっていた。南砺市井波の彫刻師、南部白雲さん(66)が手掛け、今月14日に行われる同神社の秋祭りで披露される。

 右大臣と左大臣の像は、台座を含めた高さが約95センチ、幅約70センチ、奥行き約40センチ。住民が1938年ごろに五ケ神社に寄進した。長年安置されるうちに漆がはげて色あせ、欠損が見られるようになった。

 同神社の寺井武彦総代(72)や五ケ自治会の寺井昭信会長(69)らが話し合い、還暦や初老といった節目の際に住民が神社に寄進したお金を使い、修復することになった。

 依頼を受けた南部白雲さんは約半年間かけて漆を塗り直したり、金箔を貼り直したりしたほか、なくなっていた弓矢などを用意した。1日には、南部さんが同神社を訪れ、大臣像を納めた。

 寺井総代は見違えるようにきれいになった木彫像を目にし「伝統を次代に伝えていくことは私たちの使命」と力強く語った。寺井会長は「本当に立派になった。末永く祭られてほしい」と話した。

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