川上村川端下(かわはけ)の廻(まわ)り目平(めだいら)キャンプ場で13日、ロッククライミングを体験できる催し「クライムオン‼2018」が2日間の日程で始まった。集まった人たちは山岳ガイドらに教わりながら、キャンプ場周辺に点在する岩などをよじ登り、楽しんだ。
安全確保用のロープを岩の上から垂らして登る「トップロープクライミング」の体験では、初心者らが「フェニックスの大岩」と呼ばれる一枚岩に挑戦。周囲の声援を受け、息を切らして慎重に手足を運んだ。初挑戦という岡谷市の会社員徳田泰信さん(59)は「最初は怖かったが、途中から気持ち良く登れた」。東京都東大和市の主婦松田知子さんは「岩のどこに手足を置けばいいのか考えるのは、パズルを解いているみたいで楽しい」と話した。
アウトドア雑誌などを発行する枻(えい)出版社(東京都)が2015年から開いており、岩山を観光資源としてPRしようと、今年は同村が初めて主催。14日もクライミング体験などを予定している。