勇壮に行われた「石かち」=そばの郷広場

勇壮に行われた「石かち」=そばの郷広場

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勇壮に「石かち」響く 利賀の山祭り

北日本新聞(2018年10月21日)

 南砺市利賀地域の秋を彩る「ど~んと利賀の山祭り」が20日、同市利賀村坂上のそばの郷(さと)広場で始まった。かつて合掌造り家屋の土台を造る際に行われた「石かち」が勇壮に再現され、山里を活気づけた。21日まで。

 石かちは、合掌造り家屋を新築する際の儀式。やぐらを組み、中心に据えた木柱を、四方から綱を引くことで上下させ、石を突き固める。綱を引く行為には、福を引き寄せるという意味も込められている。

 山祭りでは高さ約10メートルの木柱を用意。雨の中、住民や来場者が綱を持ち、地元の上利賀振興会(米倉宗嗣会長)メンバーらの「石かち唄」に合わせて引いた。山里に「よいしょ」の掛け声と共に、木柱の衝撃音が響いた。

 会場では手打ちそばやイワナの塩焼きなど地元の味覚が用意され、来場者が舌鼓を打っていた。21日は午前と午後に計3回、石かちがあるほか、利賀村むぎや節保存会による民謡、よさこい、餅つきなどを多彩に繰り広げる。

 「そばの郷いろり庵」を会場に、25日までの日程で「さいはてのプペル展」も始まり、絵本「えんとつ町のプペル」の各シーンを紹介している。

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