大勢の観光客が見守る中、しっとりと庵唄を響かせる宝槌会のメンバー=東京・神楽坂

大勢の観光客が見守る中、しっとりと庵唄を響かせる宝槌会のメンバー=東京・神楽坂

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城端曳山「宝槌会」が伝統の庵唄披露 東京・神楽坂

北日本新聞(2018年11月13日)

 南砺市の城端曳山(ひきやま)祭の山町の一つ、東下町の若連中「宝槌(ほうてつ)会」(山下貴大会長)のメンバーが10、11の両日、東京・神楽坂で開かれたイベント「神楽坂まち舞台・大江戸めぐり」に出演し、伝統の庵唄(いおりうた)を披露した。

 この催しは2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、日本の伝統文化を紹介する中心的役割を担うことが期待されている。花街として栄えた神楽坂の町並みを舞台に多彩な伝統芸能ライブを繰り広げ、国内外の観光客から人気を集めている。

 宝槌会からは今回22人が参加し、神楽坂が舞台の「空ほの」のほか、「五月雨(さみだれ)」を演奏。10日の前夜祭では日が落ちた神楽坂の裏路地を三味線やしの笛を奏でて練り歩き、祭の風情を伝えた。11日も大勢の観光客らが見学する中、しっとりと唄声を響かせた。

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