12人のメッセージや関連資料などが並ぶ特別展=福井市橘曙覧記念文学館

12人のメッセージや関連資料などが並ぶ特別展=福井市橘曙覧記念文学館

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津田寛治さんらが語る独楽吟の魅力 橘曙覧記念文学館

福井新聞(2018年11月13日)

 幕末の歌人・橘曙覧が詠んだ「たのしみは」で始まり、「とき」で終わる「独楽吟」の魅力を作家や研究者、スポーツ選手ら12人のメッセージを通じて紹介する秋季特別展「独楽吟 150年後へのメッセージ」(福井新聞社後援)が、福井市橘曙覧記念文学館で開かれている。曙覧が詠んだ52首の和歌から著名人が選んだ作品や関連資料などが並ぶ。12月9日まで。

 曙覧没後150年を記念した企画。俳優の津田寛治さんや歌手の高橋愛さん、日本文学研究者のロバート・キャンベルさんらが、共感する1首を選び魅力を伝え、自身の生活から感じた「身近なたのしみ、小さな幸せ」として紹介している。

 津田寛治さんは、独楽吟はじまりの一首「たのしみは 艸(くさ)のいほりの 筵(むしろ)敷き ひとりこころを 静めをるとき」を選び、「最初から心をつかれた。静かな歌なのにとてもわくわくする」と寄せた。高橋愛さんは「たのしみは 昼寝目ざむる 枕べに ことことと湯の 煮えてある時」について「家族の温かさが、短い文の中に詰まっていて、泣きそうになった」などとコメントした。

 福井国体フェンシング競技に出場した佐藤希望さんやプロバレーボール選手の清水邦広さんもメッセージを寄せ、メダルやユニホームも展示している。同館の担当者は「独楽吟は、いまも魅力が失われずに伝わっている。いろんな方のコメントを通して、独楽吟に親しんでもらえれば」と話していた。

 会期中は、学芸員が独楽吟の内容や魅力を解説する「もっと知ろう、独楽吟」などの講座も開かれる。会期中無休。問い合わせは同館=電話0776(35)1110。

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