ホタルの名所がある辰野町のたつのパークホテルで18日、町内の菓子店など5店が作る「ほたるまんじゅう」の詰め合わせが発売される。その名も「日本のど真ん銘菓(なか)」。町地域おこし協力隊の苫米地花菜(とまべちはんな)さん(25)が各店に掛け合い、催しの際に限定販売したところ好評で、広く売り出すことになった。
町内に「日本中心の標」碑などがあることと銘菓を掛けて命名。味香月(みかづき)堂、隆盛堂、辰野製パン工場、有賀堂本舗、永田菓子店のまんじゅうを1個ずつ詰め合わせた。苫米地さんが各店に取材し、まんじゅうの特徴や店の創業年、電話番号などをまとめたリーフレットを作って同封。価格は1080円(税込み)。
今年4月に着任した苫米地さんは「観光客が『辰野と言えばこれ』と買えるようなお土産がないと感じた」。町内の菓子店などがそれぞれ特徴のあるほたるまんじゅうを作っていることを知り「地元の人が食べ比べて、お土産に買ってもらえるように」と詰め合わせを考案した。