試験販売したライスバーガーを紹介する土本さん=中能登町の道の駅「織姫の里なかのと」

試験販売したライスバーガーを紹介する土本さん=中能登町の道の駅「織姫の里なかのと」

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おにぎりの日 中能登特産でバーガー考案

北國新聞(2018年11月18日)

 中能登町青壮年協議会は、旧鹿西町で日本最古のおにぎりが出土したことにちなんで制定された「おにぎりの日」の18日に合わせ、新商品としてライスバーガーを考案した。同町の道の駅「織姫(おりひめ)の里なかのと」と連携した取り組みで、町特産の「カラー野菜」や能登牛(うし)が具材として使われている。新たな目玉として売り出し、「おにぎりのまち・中能登」のイメージ定着を図る。
 ライスバーガーは、中能登町内で栽培された赤色のニンジン「アロマレッド」や、オレンジ色のハクサイ「オレンジクイン」、能登牛などの具材を、ホットプレートで焼いた直径7・5センチ、厚さ1・5センチのご飯で挟んだ。甘辛いタレで味付けされている。
 町青壮年協議会事務局長の土本稔さん(42)=同町黒氏=が10月中旬、道の駅の調理場「キッチンなかのと」に調理を依頼した。道の駅ではすでに、ノリとご飯で具材を挟む「おにぎらず」が販売されており、別の新商品を作ろうとライスバーガーを選んだ。
 17日は道の駅で、同協議会によるイベント「やじきた祭り(おにぎり祭り)」が開かれ、試験的にライスバーガー30個を販売し、完売した。同協議会は、キッチンなかのとと具材やタレなどについて意見を交わし、来秋までに道の駅での販売を開始する計画だ。
 18日のおにぎりの日は、同町が2015年、旧鹿西町で日本最古のおにぎりの化石が発掘された月の11月と、毎月18日の「米食の日」を合わせて制定した。同協議会は翌16年から毎年11月、おにぎりが出土した歴史などを伝えようと、やじきた祭りを開いている。
 土本さんは「中能登の名物として親しまれるような商品に仕上げたい」と期待を込めた。

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