山荘開きで掲げた看板を眺める参加者=立山町横江

山荘開きで掲げた看板を眺める参加者=立山町横江

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古民家山荘をフリースタイル練習拠点に 立山の尖山

北日本新聞(2018年11月19日)

 県スキー連盟フリースタイル部(池原明部長)は、立山町の尖山(とがりやま)の麓にある古民家(同町横江)を借り、県内外の選手たちの練習拠点「とんがり山荘」を開設した。無料で合宿などに使用してもらい、競技力向上につなげる。18日は現地で山荘開きがあり、関係者約40人が施設を見学して交流した。

 「とんがり山荘」の約9キロ先にある立山山麓スキー場極楽坂エリア(富山市原・大山)の近くには、ウオータージャンプ台を備えた県スキー連盟フリースタイル部の練習施設がある。池原部長によると、同部には県内外の選手が所属しており、この施設で練習。モーグルやエアリアルの日本代表選手らも訪れ、技を磨いてきた。

 数時間かけてやって来る選手たちの練習環境を整えようと、山荘を開設。施設までのアクセスが良く、富山地方鉄道横江駅のそばにある古民家を借り受けた。台所や風呂などの設備も整っており、10人までが寝泊まりできる。

 18日の山荘開きには選手や役員、保護者らが参加。内部を見学し、バーベキューで親交を深めた。山荘開きの前には、大山農山村交流センター(富山市原)で、バンクーバー、ソチ五輪のモーグル種目に出場した全日本スキー連盟ナショナルコーチの遠藤尚さんが講演した。

 県内ではジュニア選手の育成にも力が注がれている。県モーグルスポーツ少年団の米原啓介副会長は「競技人口が少ないため、選手同士の交流は子どもたちの刺激になる。短時間の練習だけでなく、合宿で生活を共にすれば団結力など学びは多い」と山荘開設の意義について語る。

 近くの尖山はスポーツ選手のトレーニングの場にもなっており、フリースタイル以外のスキー関係者にも山荘を利用してもらうという。池原部長は「山荘ができたことで効率的に練習に取り組める。フリースタイルだけでなく、広くスキー選手の競技力が向上すればうれしい」と話している。問い合わせは池原部長、電話090(4685)3030。

◆フリースタイルスキー◆
 特設のゲレンデやジャンプ台を使い、宙返りなどアクロバティックな演技を行うスキー競技。五輪種目にはモーグルやハーフパイプなどがある。県勢では、2006年のトリノ五輪エアリアルに水野剣さん(富山商高出)が出場した。

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