JAいなばのマスコットキャラクター「いなっち」が今月デビューした。特産のハトムギをモチーフに考案され、同JAの営業部長と美肌部長を任されている。管内のイベントに参加して来場者と交流を深めており、関係者は「地域に愛されるキャラクターになってほしい」と願っている。
JAいなばは、小矢部市と高岡市福岡地域が管内。組合員や地域から一層親しみを持ってもらうとともに、PRに活用するために考案した。6月にクロスランドおやべで開かれたイベントで来場者に投票してもらい、デザインと名前が決まった。
いなっちはハトムギ畑から生まれた妖精で、猫に似ているが、耳のように見えるのはハトムギの実。ネックレスもハトムギの実でできている。同JAのハトムギの生産量が全国一となったことをきっかけに、ハトムギにちなむ8月10日に生まれた。手に持つ「はとスティック」で美肌パワーを注入するという。
今月上旬の小矢部市農業祭でお披露目。18日には三井アウトレットパーク北陸小矢部で開かれたイベントに参加し、記念撮影に応じたり用意した名刺を配ったりした。
来場者は「かわいい」「清潔感がある」などと話し、評判は上々のよう。同JAの担当者は「いなっちをきっかけに、ハトムギの魅力を広く知ってほしい」と話している。