スキーシーズンを前にした恒例の「雪恋まつり」が23日、南砺市才川七(福光)のイオックス・アローザスキー場であり、大木を引く伝統の「雪曳(ひ)き」でゲレンデの降雪を祈った。
雪曳きは、医王山で切り出した木を運び出す様子を再現したもので、28回目となる「雪恋まつり」名物として親しまれている。今回は長さ約10メートル、重さ約2・5トンの木を用意。冷たい雨の中、西山木遣(きや)り保存会メンバーや福光南部あおぞら保育園児ら約60人が、綱で大木を引いた。木遣り唄や「よいしょ」などの掛け声で雰囲気を盛り上げた。
この日はゲレンデ下部に紅葉が残る一方、上部はうっすらと雪化粧し、この時期ならではの光景が広がった。今シーズンは12月21日にオープンし、初日のリフト、ゴンドラ利用は無料となる。