展示スペースに収められた小馬出町の山車=高岡御車山会館

展示スペースに収められた小馬出町の山車=高岡御車山会館

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絢爛豪華な小馬出町の山車展示 高岡御車山会館

北日本新聞(2018年12月17日)

 高岡御車山(みくるまやま)祭の山車(やま)を常設展示している高岡御車山会館は15、16の両日、高岡市守山町の同会館で展示替えを行い、新たに小馬出町(こんまだしまち)の山車をガラス張りの展示スペースに収めた。

 同館は7基ある山車を4カ月ごとに入れ替えて紹介。15日にはこれまで展示していた木舟町の山車を搬出した。

 16日は小馬出町の住民らが同館に車輪や装飾品などを運び込んで館内で組み立て、専用の運搬機械を使って展示スペースに移動させた。

 小馬出町の山車は、金工や漆工など伝統工芸の粋を集めた絢爛(けんらん)豪華な装飾が見どころ。ご神体の「猩々(しょうじょう)」の人形や太鼓をたたく猿のからくり人形が特徴になっている。

 毎年5月1日に行われる祭りは400年を超える歴史を持ち、国重要有形・無形民俗文化財、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されている。

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