「なごみ」に集まり、氷見そばを囲んで話し合う会員

「なごみ」に集まり、氷見そばを囲んで話し合う会員

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農地再生へ「氷見そば」 大野地区住民ら栽培・商品化

北日本新聞(2018年12月28日)

 氷見市大野地区の住民を中心にした有志でつくるNPO法人「氷見なごみの会」が、耕作放棄地の解消策としてソバの栽培と商品化に取り組んでいる。会員が26日夜、市内の飲食店で新商品「氷見そば」を味わった。会では今後、地域の生活環境を守るさまざまな取り組みを始める。

 なごみの会は、NPO法人「グリーンツーリズムとやま」理事を務め、地域活性化に携わってきた橋本正義さん(61)=富山市=が理事長となって、今年8月に設立。会員は現在10人いる。

 最初に取り組んだのが、耕作放棄地をソバ畑に再生して獣害を防ぐ活動で、4アールで取り組んだ。台風の影響もあったが、7キロ250食分を収穫。会員の「かなや麺業」(氷見市窪)代表、金谷和義さん(47)がパスタ製造のノウハウを生かして商品化した。

 パスタに使われるデュラムセモリナ粉をつなぎに使い、粘りのあるもっちりとした食感に仕上げた。26日夜に同社の食事処「なごみ」で発表会があり、集まった会員が舌鼓を打った。同社で年越しそば向けに1人前180円で販売し、贈答用も取り扱う。

 会では今後、道路の草刈りや高齢者の見守りといった活動にも取り組みたい考え。橋本さんは「活動を継続し、豊かな地域社会づくりに貢献したい」と話している。

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