「年末寒波」の到来で福井県大野市の福井和泉スキー場は12月29日オープンした。昨季より約2週間遅れとなったが、ちょうど年末年始の書き入れ時に当たり、スキー場関係者は「なんとか間に合った」と安堵(あんど)感を見せた。
この日の積雪は山頂付近が約80センチ、麓が約50センチ。6コースのうち5コースで営業を始め、県内外の若者や親子連れらがスキー、スノーボードを楽しんだ。スキー場はシーズンを通して中京、関西からの来場者が6~7割と多く、この日も駐車場には名古屋、岐阜ナンバーの車が目立った。
記録的な大雪に見舞われた昨季は近くの国道158号が断続的に通行止めとなった影響もあり、来場者が大きく落ち込んだ。スキー場では「ようやく降ってくれたが、激しい雪は勘弁してほしい」とシーズンをにらんでいた。
勝山市ではスキージャム勝山が既に営業しており、滑走可能なエリアを徐々に広げている。