昨年6月の第1回大会で、まだ薄暗い早朝にスタートを切る参加者=タカンボースキー場

昨年6月の第1回大会で、まだ薄暗い早朝にスタートを切る参加者=タカンボースキー場

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今年も100キロマラソン 南砺で6月

北日本新聞(2019年1月8日)

 南砺市一円の100キロをコースとしたマラソン大会が昨年に続き、6月に行われる。大会名は前回と同様、「南砺100キロマラニック」。世界文化遺産の五箇山合掌造り集落や日本遺産「木彫刻美術館・井波」の町並みをコースに組み込み、豊かな文化や自然など南砺の多彩な魅力をアピールする。 

 フルマラソンの42・195キロを超える大会は「ウルトラマラソン」とも呼ばれ、100キロが定番。昨年6月、南砺市内外のマラソン愛好家らでつくる実行委員会が、県内初の大会として「南砺100キロマラニック」を開いた。

 タイムより制限時間内での完走が重視されるという特性から、起伏に富み、文化の風情豊かな南砺市は、うってつけの舞台。昨年は県内外から50キロ部門を含め432人が参加し、8割以上から「豊かな景色を楽しめた」などと、高く評価する声が寄せられた。

 今年は6月2日に開く。昨年と同様、上平地域のタカンボースキー場をスタート地点、福野体育館をゴール地点とし、合掌造り集落のほか、散居村を見下ろせる閑乗寺公園、古刹(こさつ)の門前町などを組み込んだ。各行政センターなどに給水コーナーの「エイドステーション」を配置し、特産の食べ物などでもてなす。

 今年は50キロ部門を廃止し、2~5人チームによるリレー種目を導入した。山瀬悦朗実行委員長は「より多くの人に参加してもらいたい」と願っている。

 今月7日から、ランニングポータルサイトのRUNNETでエントリーを受け付けている。問い合わせは実行委事務局、電話080(7272)1876。北日本新聞社共催。

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