十二支が描かれた売薬版画や引札が並ぶ会場

十二支が描かれた売薬版画や引札が並ぶ会場

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十二支描いた版画・引札 富山の売薬資料館

北日本新聞(2019年1月15日)

 十二支が描かれた売薬版画や引札などを紹介する企画展「干支(えと)の動物集合!!」が富山市売薬資料館で開かれている。2月13日まで。

 薬売りや商人が配っていた売薬版画や引札は、現在のチラシの役割を果たした。会場には江戸時代末期から昭和時代までに配られた44点を展示。年末年始用の版画には初日の出や大黒天、えびすが描かれており、めでたさを強調しているとみられる。

 絵師や時代、印刷方法によってデザインや動物の描き方などが異なるのも特徴の一つ。昭和初期の版画では、子どもが日本国旗を掲げていたり、福の神が軍服を着ていたりしており、当時の国内の情勢を表している。今年のえとにちなみ、人を乗せて躍動感のあるイノシシを描いた作品も並ぶ。大人100円。開館時間は午前9時から午後5時(入館は同4時半まで)。

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