「生田地区の特産品になってほしいね」と話す米山さん(中央)ら

「生田地区の特産品になってほしいね」と話す米山さん(中央)ら

長野県 伊那路 グルメ 特産

ご飯にも酒にも...辛みそ人気 松川町の組合「パンにも」

信濃毎日新聞(2019年1月19日)

 松川町生田の農産物加工組合「味の里まつかわ」が、製造・販売する「ちょっ辛味噌(からみそ)」が人気を集めている。地元で栽培が盛んなトウガラシの規格外品を使用。一年中味わってほしい―と、保存期間が長い辛みそに仕上げ、生田地区の新たな特産品になることを期待している。

 生田地区のトウガラシは手のひらほどの長さで、皮が厚いのが特徴。細かく刻んでみそにまぜ込んでいる。後からぴりりとくる辛さの中に、うま味も感じられる。同組合によると、ご飯や酒によく合い、男性に人気という。

 地区の農家7軒と企業1社が生産組合をつくり、トウガラシを町内の漬物店に卸している。高齢化が進む地域の農業振興に貢献しようと活動する組合が、変形などが原因で商品としての出荷が難しいトウガラシを買い取り、農家の所得向上を目指している。

 昨夏から販売し、既に150個近く売れたという。組合代表の米山由子さん(80)は「汗をかいておなかをすかせた時に食べるのが最高。パンに塗って食べてもおいしいですよ」と話す。

 175グラム350円。米こうじもまぜた辛みそも150グラム350円で販売している。松川町の「あい菜果」や「もなりん」、飯田市の「およりてファーム」などの農産物直売所で購入できる。

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