調理した新メニューを試食するブロッコリーの生産者と学生=北陸学院大

調理した新メニューを試食するブロッコリーの生産者と学生=北陸学院大

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加賀産ブロッコリー新メニュー 商品化目指し試食会

北國新聞(2019年1月20日)

 北陸三県最大の生産量を誇る加賀市産ブロッコリーの加工品作りを目指すJA加賀と、北陸学院大短大部の新メニュー・レシピ発表と試食会は19日、同大で開かれた。昨年に続いてレシピを考えた学生は、課題の青臭さを解消した5品を提案し、商品化に向けて意見交換した。
 ブロッコリーのうまみ成分と栄養分が豊富な煮汁を生かしたエスニック風の「飲むブロッコリーカレー」や「チーズ饅頭(まんじゅう)」などが用意され、生産者と学生ら約30人が味を確かめた。昨年、長期保存が難しいとの指摘があった「ブロッコリまん」は、冷凍食品として改めて提案した。
 JA加賀ブロッコリー部会の西出博章部会長は「昨年のメニューに比べて商品化が現実味を帯びてきた。何とか実現させたい」と話した。
 市特産農産物の加工品づくりを推進する同JAは、味平(あじへい)かぼちゃやブドウなどを使った商品を開発している。しかし、ブロッコリーは青臭さや食感が障壁となって商品化が実現せず、2017年6月に同大短大部の新澤祥恵教授にメニュー開発の協力を要請した。
 同JAは今年度中に今回、提供を受けた新メニューのレシピ集を作成し、農産物直売所「JAグリーン加賀元気村」やイベントなどで配布する。

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