富山調理製菓専門学校(同市総曲輪4丁目)の調理技術科1年生21人と市内の人気店シェフとの合同営業が21日、校内にある「レストラン アオイケ」で始まった。毎週月曜に行い、生徒が仕込みや調理、配膳を担う。2年生で「学生レストラン」を運営するのを前に、プロの技を間近で見て実践力を養うのが狙い。
レストランは生徒の実習の場として、開校した2017年にオープン。人気店がランチ営業する日があるほか、毎週木、金曜は調理技術科2年生がメニュー考案や配膳など全てを担う学生レストランとして運営している。
初日は、フランス料理店「ル・ジャルダン・デュ・サン」(富山市白銀町)の店主、小室徳幸さん(58)がメニューの大半を決めた。仕込みの際に、食べた時に一体感を生むよう野菜を同じ大きさに切ることや、魚の焼き方などをアドバイス。ほとんどの調理作業を生徒に任せ、シェフのマカリナさん(45)と厨房に立って見守った。
仕上げを担当した青木美紀帆さん(19)は「盛り付けは高さが大事だと教わった。お客さんに笑顔になってもらえるようきれいに盛り付けたい」と話した。
小室さんは「営業前の段取りなどを身に付け、お客さんの反応を間近で見られるいい機会」と期待した。
営業時間は午前11時半~午後2時(月曜は同1時半まで)。火曜定休。23日から毎週水曜には製菓技術科2年によるカフェの営業が新たに始まる。予約や問い合わせは同専門学校、電話076(491)1177。