HIMI体験FESTAの会場となる氷見市漁業文化交流センター

HIMI体験FESTAの会場となる氷見市漁業文化交流センター

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氷見で体験型観光を 2月24日フェスタ

北日本新聞(2019年1月24日)

 氷見市は観光客向けの体験イベント充実を目指し、2月24日に市漁業文化交流センターで「HIMI体験FESTA(フェスタ)」を開く。市内の事業者などから新たな体験イベントのアイデアを募ろうと初めて企画した。利活用策が課題となっている同センターの新たな可能性も探る。

 氷見市では、観光客の滞在時間を増やす取り組みが課題。修学旅行などの団体向けには釣りやかまぼこ作りといった体験イベントはあるが、日常的に実施しているものは少ない。フェスでの出店募集を通じ、市内事業者が提供可能な体験イベントを把握し、今後の観光振興に生かす。

 出店ブースは1区画当たり5平方メートルで、最大10ブースを予定。地場産品や地域で伝承されてきた技術などを生かした内容を募っている。これまで魚の皮を使った工芸や、ひみ里山杉に親しむ木工などの企画が寄せられている。

 当日は、毎年夏秋に中心商店街で開いているイベント「海のアパルトマルシェ」を市漁業文化交流センター内で特別開催する。買い物客を会場に呼び込み、体験イベントにも参加してもらってアンケートを募る。

 フェスタでの反応は、市直営で暫定的に開館している同センターの今後の利活用策にも生かす。市商工観光課は「観光客のニーズを図りながら、将来的に季節ごとに特色ある体験事業を提供したい」としている。2月6日まで出店者を募集している。問い合わせは同課、電話0766(74)8105。

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