サバのへしこ、へしこのなれずしの統一ブランド名を発表した「内外海本づくりの会」のメンバーら=1月23日、福井県小浜市役所

サバのへしこ、へしこのなれずしの統一ブランド名を発表した「内外海本づくりの会」のメンバーら=1月23日、福井県小浜市役所

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へしこ、なれずしブランド化へ連携 小浜市内外海地区

福井新聞(2019年1月24日)

 福井県小浜市内外海地区で「サバのへしこ」や「へしこのなれずし」を生産する3事業者が1月23日、「内外海本づくりの会」を結成し、統一ブランド名とロゴを発表した。サバの産地や昔ながらの製法を独自の基準として設定。本格志向のへしこを武器に販路拡大を目指すほか、地区内の事業者が連携を図ることで一層の品質向上に期待が持てる。

 内外海本づくりの会は、いずれも同地区でへしこなどを生産する「田烏さばへしこ・なれずしの会」(同市田烏)と「田烏なれずし工房」(同)、「釣り船・民宿かどの」(同市矢代)の3事業者で構成。

 市の事業として本年度、特産品の販路拡大などを進めてきた中で、3事業者の連携が実現した。昨年、市と食のまちづくりに関する連携協定を結んだ出版社「自遊人」の岩佐十良社長(51)=新潟県在住=のアドバイスを得ながら、商品の磨き上げに取り組んできた。

 統一ブランド名は「内外海本づくりへしこ」と「内外海本づくりへしこのなれずし」の二つ。ブランド基準は▽国産サバを使用する▽食品添加物を使用しない▽へしこは1年以上漬け込む-の3点で、短期間熟成や添加物を使用した他地域の商品との差別化などが狙いだ。

 ブランドロゴは、魚の象形文字をモチーフとしたシンボルが中央にあしらわれており「昔ながらの製法というのを視覚的に強めたい」との狙いが込められている。商品には、生産者の写真などを掲載した冊子も付ける予定という。

 23日は内外海本づくりの会のメンバー4人と岩佐さんが市役所を訪れ、松崎晃治市長に取り組みの成果を報告した。同会の森下佐彦代表(76)は「広くPRしていくことはもちろん、将来的に若い世代が関わってくれるよう、次世代につないでいくことが大事」と語った。

 市によると新ブランドでの商品は今後、2月に千葉県で開かれる食の展示商談会への出展を皮切りに販路拡大を目指す。また旧田烏小校舎を活用し新年度から始動する「市水産業活性化拠点施設」で、生産量の増加を図っていく。

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