増山城跡(中央)と増山遺跡(手前)=砺波市増山

増山城跡(中央)と増山遺跡(手前)=砺波市増山

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「増山遺跡」に案内看板整備へ 砺波市、城下町跡にも周遊促す

北日本新聞(2019年2月19日)

 砺波市教育委員会は2019年度、増山城(同市増山)の城下町跡「増山遺跡」に、案内看板を整備する。国指定史跡である増山城跡だけでなく、城下町跡にも周遊を促し、親しんでもらう。

 増山城は、砺波平野東部の標高約120メートルの丘陵にかつて存在した大規模な山城。神保、上杉、佐々、前田氏が主に治め、慶長年間ごろに廃城となったと考えられている。2009年に国史跡に指定された。増山遺跡は、増山城跡から和田川を挟んだ西側にあり、広さ約25ヘクタール。鉄塔建設に伴い、2017年に本格的な発掘調査が行われた。

 看板は大きく分けて3種類あり、寺や土塁など遺構の解説や誘導、城下町全体を網羅した総合案内を設ける。一部には、音声ガイドへ誘導する2次元バーコード(QRコード)を付ける。

 市は18日に発表した新年度予算案で「まちの未来創造モデル事業」として580万円を計上。同事業では、18年度末に完成予定の増山城跡を舞台にした拡張現実(AR)アプリを使ったウオーキングイベントも開催する。

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